6つのパス②
従来の業界の固定概念をいったん取り払い、新しい発想で、新しい市場を作るためのフレームワーク「6つのパス」の続きです。
パス4;補完財や補完サービスを見渡す
1つの商品でサービスが完結するとは限りません。たとえば、オーディオプレイヤーであれば、ヘッドフォン、本体を入れておくケース、ユーザー向けのコミュニティサービスなど、様々な補完財・サービスが考えられます。利用者のトータルソリューションという観点から商品を見直すと、新しい発見がありそうです。
パス5;機能志向と感性志向を切り替える
業界によって機能志向が強いか、あるいは感性志向が強いかという傾向があります。たとえば、パソコンは非常に機能志向が強い業界です。そうした場合に、感性志向に切り替える(たとえばデザイン、使い勝手などに注力する)と、他社と差別化できるかもしれません。
パス6;将来を見渡す
あいまいなトレンド予測ではなく、明確な未来予測(たとえば人口減少など)によって顧客や市場がうなるかを検討します。将来起こり得ることを機会としてとらえ、新しい商品やサービスを考えます。
【参考・引用】
「最強フレームワーク100」永田豊志著 SBクリエイティブ