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無意識は意識を支配する①

「システム1とシステム2」で、システム1は自動的、速い、連想的、感情的な思考、システム2は合理的・論理的な思考であると言いました。しかしながら、改めて強調したいのは、次の2点です。

・システム1により日常生活をスムースに送ることができる。
・システム1はシステム2に影響を与え、システム2はシステム1に影響を与える。


 システム1は無意識的、直感的、第6感的なものです。今回は、まず無意識の力について考えてみます。実際、われわれの無意識は驚嘆に値する情報処理能力を行っています。

・人は、出会ってから、まばたき1回にも満たないわずか0.05秒の間に相手を判断する。
・ある調査では、1目で他の候補者より有能だと思われた政治家が、選挙に勝つ確率が非常に高い(約70%の確率)ことがわかっている。

みなさんは、どこかでこんな話を聞いたことがあるでしょう。

「実際、ほとんどの人は、せいぜい脳の約10%しか使っていない。残りの90%は使われず、ただ眠っているだけだ。」

これは明確に間違いです。もし脳の10%しか使っていないのであれば、脳はとっくに退化し、人間の頭部は握り拳くらいの大きさになっているでしょう。おそらく「意識的な行動よりも無意識的な行動のほうが多い」ということが、このようは表現になったのではないでしょうか。

脳は意識的な思考だけでなく、無意識的な思考も行っています。確かに、人間の脳は、未だ解明されていないことが多くあります。しかしながら意識的な思考が少ないからと言って、脳の90%は眠っているわけではありません。

実際、無意識の情報処理能力は意識のそれよりもはるかに高いです。一説には無意識の潜在的な情報処理能力は、意識の20万倍以上とも言われています。


【参考】
「人生の科学『無意識』があなたの一生を決める」デイヴィッド・ブルックス著 早川書房
「人の心は読めるか? 」ニコラス・エプリー著 早川書房
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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
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