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発想のための観点①

私にようにあまり創造的でない人間にとって、創造的な人は羨ましいかぎりです。ビジネスシーンで創造性が求められる場面としては、業務効率化や新商品・新サービスの発想といったことが挙げられます。何か手軽に使えるツールがあれば便利なわけで、私もそれなりにツールを学んできました。

発想法としては、KJリストやマインドマップ、マンダラートなどが有名で、確かに強制的な発想法としては有効だと思います。しかしながら、私のようにめんどくさがりやな人間にとってはいまいち使いにくいし、それよりも手っ取り早く観点的なものが欲しいというのが正直なところです。


■発想の基本はECRSの原則?

業務効率化や新商品・新サービスの発想の観点として、個人的に最も原点にあると思えるのが、ECRSの原則です。

ECRSの原則は、生産現場における改善の4原則のことで、工程、作業、動作を対象とした分析に対する改善の指針です。改善の順番は、排除(Eliminate)、結合(Combine)、交換(Rearrange)、簡素化(Simplify)の順番で検討するのが一般的です。

E:Eliminate(排除)…なくせないか
C:Combine(結合)…一緒にできないか
R:Rearrange(交換)…順序の変更はできないか
S:Simplify(簡素化)…簡素化・単純化できないか


もちろんECRSの原則は、生産現場のみならず、ホワイトカラーの業務の改善にも使えます。また新商品・新サービスの発想にも有効だと思います。たとえば次のようなイメージです。

E:不必要な機能やサービスを省けないか?
C:これまでバラバラに提供していたことをまとめてセットで提供できないか?
R:サービスの提供順を変えられないか(例:代金先払いから後払いへ)
S:過剰だったり分かりにくい機能やサービスをシンプルにできないか?


■新商品や新サービスの発想にあたっては「メリハリ」が大事

ただしECRSの原則は、やはり業務の効率改善に主眼を置いているので、基本的には「何かを省く」ことに目的があります。特に新商品や新サービスの発想にあたっては、必ずしも「何かを省く」だけではありません。

本ブログのビジネスモデル⑨で取り上げたブルーオーシャン戦略の4つの観点は、ECRSの考え方を踏まえつつもメリハリをつけることに力点があります。

<ブルーオーシャン戦略の4つの観点>
●業界では当たり前とされるどの要素を「取り除く」べきか?
●どの要素を業界標準以下へと「減らす」べきか?
●どの要素を業界標準より「増やす」べきか?
●業界でこれまで提供されていないどの要素を「付け加える」べきか?

(つづく)
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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
※ (at) は @ に置き換えて下さい
(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

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