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何かをやり遂げるための5つの工夫①

資格の勉強、ダイエット、禁煙、貯金など何かをやり遂げることはとても大変です。私は資格受験の講師をしていますが、仕事や家庭生活などと両立させるのはなかなか難しく、受講生の方々には本当に頭が下がります。しかしながら、途中で挫折してしまう方が多くいらっしゃるのも事実です。

今回は「何かをやり遂げるための工夫」について取り上げてみます。

 

 

成功した自分をイメージすると失敗する?

 

「何かをやり遂げるためには、成功した自分をイメージするとよい」ということは、よく言われます。試験に受かった自分、禁煙に成功した自分、スリムになった自分、お金が貯まった自分を思い浮かべ、自己肯定するとよいと薦める自己啓発本はよくあります。

 

しかしながら、この方法は、たいして効果がなく、下手すると悪い影響を与えかねないことが調査結果で明らかになっています。

 

・試験でいい点数をとった自分をイメージしてもらった学生グループと、そうでない学生グループを比較したところ、いい点数をとった自分をイメージしたグループのほうが、勉強時間は少なく、点数は低かった。

・減量プログラムに参加した肥満の女性たちについて、プラスのイメージ(自分はちゃんと自制してケーキやアイスに手を出さない)をしてもらったグループよりも、マイナスのイメージ(自分は抑えが効かず甘いものに手を出してしまう)をしてもらったグループのほうが1年後には平均11.8キロ多く体重が減っていた。

・最終学年の学生達に、卒業後の理想の職場で働く自分の姿をどれくらいの頻度で想像するか書いてもらった。2年後に調査したところ、成功した自分を思い浮かべることが多いと答えた学生は、求人への応募回数も会社から声をかけられた回数も少なく、給料も低かった。

 

 

■夢ばかり追っていると挫折に対応できない

 

では、なぜ成功した自分をイメージすると失敗するのでしょうか?研究者たちの見解は、すばらしい人生を思い浮かべてばかりいると、途中で遭遇する挫折に対して準備ができていなからだそうです。あるいは現実逃避に浸って、目標達成に必要な努力をしないからかもしれません。

 

いずれにせよ、完璧な世界を夢見ても、気分はよくなるでしょうが、夢を現実に変える力にはなりにくいのです。

 

【参考】

『その科学が成功を決める』リチャード ワイズマン著 文藝春秋

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
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(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

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