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何かをやり遂げるための5つの工夫③

小さな目標を立てる

 

成功のためのポイントの1つめは、「小さな目標を立てる」ということです。「あてもなくさまよっていたら、ある日突然エベレストの山頂にいたなどということは、ありえない」という言葉があります。同様に、あてもなく人生をさまよっていたら、突然、目標を達成できていたということはありえません。

 

前回取り上げた調査で、成功した参加者たちは、最終的な目標に到達する途中にいくつかの小さな目標(マイルストーン)を設けていました。そうやって段階的に進むことで急激な変化につきものの恐怖心やためらいが取り除かれたのです。

 

小さな目標がそれぞれ具体的で、期間や回数がきちんと決めてあると、とりわけ効果的です。たとえば新たしい仕事に就くことを目標にした参加者の場合、成功した人たちは6ヶ月の間に履歴書を週に1回書き、2週間に1度は入社試験を受けたと報告しました。

 

私が講師をしている講座でも、本試験までの1年間に複数のテストを設けていますが、これもマイルストーンの例です。私の場合、「1年でビジネス書を200冊読む」という目標を立てたことがあるのですが、この場合も、20012ヶ月で割り、さらにそれを月半分単位で割るといったことを自然としていました。

 

是非、大きな目標を掲げた場合は、いくつかの要素に分割し、それぞれに期限目標を定めてみてください。個人的には、それを書き出してみて、すぐに目に入るようにしておくとよいと思います。頭の中だけだと、意識づけとして弱いからです。受講生の方には、1週間単位でTO-DOリストを書くようにお薦めしています。

 

人から期限を設けられていなくても自ら期限を申し出ることも重要です。私の場合、書籍の出版が決まり、編集部の方からは特に途中段階での提出は求められていなかったのですが、自分の性格を知っている私としては、放ったらかしにするのが分かっていたので、1月ごとに3分の1ずつ提出することを申し出ました(それでも結局は遅れがちだったのですが・・・)。

 

 

■目標について他人に話す

 

2つめのポイントは、「目標について他人に話す」ことです。成功した参加者は失敗した人よりも、自分の目標を友人や家族、同僚などに話すことが多かったようです。まりコミットメントを表明するということです。

 

確かに誰にも話さないほうが失敗したときに恥をかかずに済むということはあります。しかしながら、これでは最初から失敗することを前提としていることになります。また自分の目標を打ち明けた相手の数が多いほど、目標達成への意欲が高まるという実験結果もあります。

 

人は自分の約束や考えを表明すると、それを守り通そうとする傾向があることが心理学の研究から明らかになっています。たとえば、会議の場で自分の意見を一度言うと、それに固執しがちになります。これは悪いことではありますが、このような人間の性質をうまく利用したほうがよいでしょう。

 

私のクラスの受講生の方も、受験を会社には内緒にしているという方が多いのですが、いろいろ事情はあるにせよ、あまり感心しません。目標を公開したほうが周りからの支援を受けやすくなるのではないでしょうか。

 

飽きっぽい性格の私がブログを続けているのも、挫折するとカッコ悪く見られないかと勝手に思っているからということもあります(まあ、ほとんど気にもされないとは思いますが)。

 

 

【参考】

『その科学が成功を決める』リチャード ワイズマン著 文藝春秋

 

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
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(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

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