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弱いつながりの強さ③

前回、「強いつながりだけのネットワーク」と「弱いつながりだけのネットワーク」を図示しました。再掲します。

強いつながり 弱いつながり 

弱いつながりのネットワークには、ブリッジ(2つの点をつなぐ唯一のルート)が存在します。このうち幅広く・多様な情報が、遠くまでスピーディに伝播するのは、弱いつながりのネットワークです。その理由は、次のとおりです。

 

まず、強いつながりのネットワークは効率が悪い点にあります。同じ情報を流すのに、複数のルートがあるということは、ムダが多いことを意味します。弱いつながりのネットワークではそのような非効率が生じにくいのです。

 

次に、ブリッジが多い弱いつながりのネットワークでは、ルートに無駄がないので、遠くに延びやすい点です。しかもブリッジは弱いつながりからなるので、強いつながりよりも簡単につくれます。誰かと親友になるのは大変ですが、単にSNSでつながるだけの関係なら容易くつくれます。結果、ネットワークがますまず遠くに延びることになります。

 

一方、強いつながりのネットワークでは、遠くに延びないので、結果として似たような情報だけが、閉じたネットワーク内でぐるぐると回ることになります。似たもの同士の集まりの中で、ローカルネタだけが流通するだけで、目新しいものが伝わってこないというイメージです。

 

以上から、仕事などの自分の転機となるような情報や、自分の見方を変えるような情報は、弱いつながりのネットワークからもたらされる可能性が高いのです。

 

【参考】

「ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー 2016 12 月号」ダイヤモンド社

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
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(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

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