MECE(モレなくダブりなく)のしかた②
■プロセス型MECE
ビジネスは一連の仕事の流れ(チェーン)ですから、プロセスごとに分解すればモレはなくなります。
例)バリューチェーン
開発⇒資材調達⇒製造⇒マーケティング⇒販売⇒物流⇒アフターサービス
例)サプライチェーン
サプライヤー⇒完成品メーカー⇒卸⇒小売⇒ユーザー
例)生産
設計⇒調達⇒作業
例)工程
第1工程⇒第2工程⇒第3工程⇒検査
例)AIDMAモデル
Attention(認知)⇒Interest(興味)⇒Desire(欲求)⇒Memory(記憶)⇒Action(購買行動
例)AISASモデル
Attention(認知)⇒Interest(興味)⇒Search(検索)⇒Action(購買行動)⇒Shere(共有)
■構造型MECE
構造型は要素型と似ていますが、要素間のかかわりも考慮したものです。
例)SWOT(クロスSWOT)分析
強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats)を抽出後、4つの戦略的指針を提示する。
例)5フォースモデル
「売り手の交渉力」「買い手の交渉力」「競争企業間の敵対関係」「新規参入業者の脅威」「代替品の脅威」の5つの要因が業界全体の収益性を決める。
例)PPM
市場成長率と相対的市場シェアの2軸のマトリックスを描き、問題児・花形・金のなる木、負け犬に事業を分類し、各事業のミッションや事業間の資金のやりとりを検討する。
【参考】
『ビジュアル ロジカル・シンキング』平井孝志、渡部高士著 日本経済新聞出版社