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リアルオプション(段階的意思決定)①

■リアルオプションとは

 

リアルオプションとは、金融工学で用いられるオプションの価格決定理論を応用した、プロジェクト評価の考え方です。不確実性のある将来において、プロジェクトの柔軟性を確保し、価値を高めることができます。

 

例えば、新製品をいきなり大々的に市場導入するよりも、テストマーケティングの結果次第で本格的に展開するか止めるかを決めることができる場合とでは、後者の方がプロジェクトの価値が上がります。

 

 

■プロジェクトの価値と評価

 

プロジェクトを実行するかどうか決めるためには、プロジェクトの価値を求める必要があります。

 

プロジェクトの価値は、「プロジェクトから得られる収入の期待値(の現在価値)-プロジェクトにかかる初期投資や費用の期待値(の現在価値)」で求められ、これがプラスの値ならば、そのプロジェクトは採用されることになります。

 

期待値とは、「あることを行なったとき,その結果として得られる数値の平均値のこと」です。

 

例)

確率60%で利益が1億円、確率20%で利益がマイナス2億円の新製品開発のプロジェクトの期待値

 

1億円×0.6+(マイナス2億円×0,2)=0.2億円

 

プロジェクトの期待値がプラスなので、プロジェクトは実行されることになります。

 

 

■デシジョンツリー

 

デシジョンツリーとは、とりうる選択肢や起こりうるシナリオすべてを樹形図の形で洗い出し、それぞれの選択肢の期待値を比較検討した上で、実際にとるべき選択肢を決定する手法です。

 

例)

デシジョンツリー① (つづく)

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
※ (at) は @ に置き換えて下さい
(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

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