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リアルオプション(段階的意思決定)②

リアルオプションの考え方を取れば、プロジェクトの価値が上がることを例を使って説明してみます。

 

例1)

ある新製品について、次の事態が想定されている。

 

60%の確率で販売好調が予想され、その場合は2期末時点での利益合計が12,000万円である。

40%の確率で販売不調が予想され、その場合は2期末時点での利益合計がマイナス20,000万円である。

 

2期末時点での利益合計でこの案件の価値を算出し是非を判断するとしたら、どうなるか?

 

 

解答⒈)

プロジェクトの期待値(リサーチを実施せず):

12,000万円×0.620,000×0.4=▲800万円(実行不可)

 

 

例2)

上記の案件について、マーケティングリサーチ(費用5,000万円)を行うことで、販売前に事前に販売好調か不調かが把握できるとする。同様にこの案件の価値を算出し是非を判断するとしたら、どうなるか?

 

 

解答2)

プロジェクトの期待値(リサーチを実施)は次のようになります。


デシジョンツリー② 開発しない場合は利益0です。利益0の選択をわざわざすることはありませんから除外します。また利益がマイナスの選択も同様です。

マーケティングリサーチというオプションを加えることでプロジェクトの価値が上がり、結論も「実行せず」から「実行」に変わります。

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
※ (at) は @ に置き換えて下さい
(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

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