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リアルオプション(段階的意思決定)④

5つのリアルオプションの続きです。

 

■撤退オプション

環境の悪化により、そのプロジェクトから完全に撤退するという選択肢を持っておくというものです。

 

例)

・事業を撤退する際に資産を売却できる相手を確保しておく。

・アライアンス(事業提携)に際し、あらかじめ解消の条項を設けておく。

 

 

■転用(柔軟性)オプション

 

環境の変化に対して、商品の構成を変更したり、複数の供給源や原材料を柔軟に変更したりできるようにしておくというものです。

 

例)

・プロジェクトの成果が出なくても、そのノウハウを他の事業に活かせるようにする。

・原材料の仕入先を複数確保しておく。

 

 

参入オプション

 

成長市場へ足がかりだけ確保しておき、正式な参入の意思決定は保留できるオプションです将来、他企業などの参入の可能性がある場合、あらかじめ足がかりだけを確保しておくといったことがあります。

 

例)

・あらかじめ事業用地を確保しておく。

・複数のベンチャー企業に投資し、最先端技術を得るための足がかりを設けておく。

 

 

延期オプション、段階オプション、撤退オプション、転用(柔軟性)オプション、参入オプションと取り上げましたが、事業プロジェクトの企画段階で様々なオプションを追加することでリスクを軽減できプロジェクトの価値が高まります。

 

 

【参考】

『不確実性分析 実践講座』福澤英弘・小川康著 ファーストプレス

 

 

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
※ (at) は @ に置き換えて下さい
(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

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