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顧客価値のシフト④

■デファクトスタンダード化

 

デファクトスタンダードとは、市場競争の結果、世界的に業界標準とみなされるようになった規格や製品のことです。OSのマイクロソフトやCPUのインテルなどの例がありますが、古くは家庭用VTRの規格でソニーのベータと、旧日本ビクターや旧松下電器がおすVHSのデファクト競争が有名です。

 

デファクト化に成功すれば、業界のトレンドを自社の有利なようにコントロールでき、買い手に対して強い立場にでることが可能です(マイクロソフトとPCメーカーの関係)。

 

もっともデファクトスタンダードを取るのは容易なことではありません。

 

 

■規格化

 

材料の規格を統一することで製品を大量生産して低コスト・低価格を実現することです。顧客は、自由な設計をできませんが、低価格の割に質の良い製品を手に入れることができます。

 

飯田産業やアーネストワンは、規格化された住宅で、低コスト・低価格を実現しました。また規格化されたことで工期の短縮も可能です。サービス業においても、提供する過程をプログラム化すれば、効率化が可能です。コンサルティングサービスは、通常、カスタマイズ対応されますが、プログラム化することで、若手でも対応可能になります。

 

 

■競合模倣・同質化

 

要はパクリです。業界トップのリーダー企業は、差別化によって挑んでくるチャレンジャー企業に対し、同質化で臨むのが定石とされています。開発コストが抑えられ、リスクを軽減できるメリットがあります。

 

 

■受託

 

自社の機能の優れている部分を他社に提供することです。

 

たとえばアマゾンは、自社でサーバーを運用することで培ったノウハウを活かして、安定性の高いクラウド上の仮想サーバーを他社に貸しています。また大阪ガスは、自治体からのコールセンター業務を請け負っていますし、ルフトハンザ航空は、航空機のメンテナンスを他の航空会社に提供しています。

  

(つづく)

 

【参考】

「カール教授のビジネス集中講義 ビジネスモデル構築」平野敦士カール著 朝日新聞出版

 

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
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(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

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