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顧客価値のシフト⑤

■ソーシャル活用化

 

文字通りソーシャルメディアを使った拡販手法です。Youtubeなどで信頼に足る情報提供の動画を投稿し、多くの視聴者に推薦商品を買ってもらうということがよくみられます。

 

またグルーポンで有名な共同購入型クーポン(フラッシュマーケティング)もソーシャル活用の例です。

 

これは、一定時間内に一定数が揃えば、購入者は大幅な割引率のクーポンを取得することができるという手法で、たとえば「24時間以内に30人の購入希望者が集まれば、フルコースディナー7400円相当が54%割引の3500円になるクーポンを提供」のような形態をとります。

 

指定された時間内に最低販売数に到達しなければ不成立となり、クーポンは提供されません。このため購入者がTwitterやソーシャルネットワーキングサービスを使って口コミを起こし、他の共同購入者を短時間のうちに集めるという行為が行われることになります。

 

要は自社が努力せずとも熱心なユーザー(視聴者)が商品を拡販してくれることをねらったものです。もちろんそのためには、実際に商品が話題となるものでなければなりません。

 

 

■ブランドマルチ化

 

1つのブランドを多方面に生かしていく方法です。ディズニーが映画等で生かしたブランドを活かして、ディズニーランドやキャラクター販売、ラインセンス事業、ホテル等に進出しているのが典型例です。強力なブランド力が前提です。

 

 

■最先端スピード化

 

二番手以下の企業がついてこられないようなスピードで、製品のバージョンアップやコストダウンを図るやりかたです。もちろんかなりの技術開発力が前提となります。

 

現在、特にハイテク分野では、技術的に優れた製品を出しても、すぐにキャッチアップされ、価格競争に陥るというコモディティ化が顕著です。これに対抗するには、1つの製品技術の成功に満足することなく、画期的な製品技術を、次から次に出していく必要があります。たとえば東レの戦略がこれにあたります。

 

 

■二次市場化

 

製品の生産やサービスの提供などの過程で生まれる廃棄物や副産物を捨てるのではなく、それを欲しがる人々に提供するというものです。

 

たとえば生ゴミを植物の肥料にするということがあります。また、キューピーはマヨネーズを製造する過程で出る卵の殻を健康食品に転用しています。

 

 

■ローカル化

 

製品やサービス、プロセス、顧客経験を、その地域の文化や慣習などに合わせて変えることです。グローバル企業の戦略です。

 

【参考】

「カール教授のビジネス集中講義 ビジネスモデル構築」平野敦士カール著 朝日新聞出版

 

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
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(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

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