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キャリアはデザインするものなのか?③(計画された偶発性2)

前回、「計画された偶発性理論」について取り上げました。確かに私たちは、自分で計画してキャリアを歩んでいるというより、たまたまの出会い、たまたまの入社、たまたまの仕事といった偶然の機会を契機にキャリアを歩んでいる部分が大きいでしょう。

 

■偶然の機会をつかむための5つのスキル

 

「計画された偶発性理論」では、偶然の出来事をキャリア形成の好機とみなし、それをうまく利用するように促します。偶然の好機をものにするには、それに乗れるだけの力をつけておく必要があります。さらには、偶然の好機が訪れるのを受身で待つだけでなく、積極的に生み出す努力も必要です。そのために開発すべきスキルとして、次の5つを挙げています。

 

  好奇心

新たな学習機会を積極的に求めること(後で何が役に立つか分からない)

  粘り強さ

つまずいてもすぐに諦めずに頑張り続けること

  柔軟性

状況に応じて考え方や行動の取り方を調整し変更すること

  楽観性

新たな状況でも萎縮せずに、何とかなる、うまくいくと前向きに構えること

  冒険心

結果が不確かでもリスクを過度に恐れず、とりあえず全力を尽くしてみること

 

 

■レジリエンス

 

人の成長に大きな影響を及ぼす要因として、近年、心理学で注目されているのが、レジリエンスです。これは、回復力、立ち直る力を意味します。

 

上司や客先から怒られると急激に落ち込んだり、出社拒否したりする人がいますが、こうした人はレジリエンスがかなり低いといえます。

 

自信を持って臨んだ仕事でも、受け入れてもらえないことはよくあることです。そこでいちいち仕事に差し支えるくらい落ち込んでいたら、先には進めないでしょう。

 

逆にたとえ自分の考えが受け入れられなくても、「何が悪かったのか」「どうすれば良かったのか」振り返り、次に繋げる逞しさが欲しいです。

 

現在の状況が自分にとって満足がいくものでなくても、何か自分の糧となるスキルが得られるはずだという気持ちが、将来の自分を切り開くことになります。

 

 

【参考】

『ビジネス心理学 100本ノック』榎本博明著 日本経済新聞出版社

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
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(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

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