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TOC(制約条件の理論)②

TOC(制約条件の理論)で用いられる集中の5段階の後半です。

 

■制約条件以外のすべてを制約条件に従属させる

 

システム全体の処理速度は結局ボトルネックに依存しますから、それ以外の部分がボトルネック以上のスピードで処理しても無駄になります。

 

第1工程:20秒に1個処理できる

第2工程:30秒に1個処理できる

第3工程:15秒に1個処理できる

 

たとえば上記の生産ラインの例でいえば、第2工程の前に仕掛品の山が築かれるだけですし、第3工程は第2工程の処理待ちですから待機時間(手待ち)が増えるだけです。第1工程および第3工程の処理速度を上げるとこれがもっと顕著になります。よって、両工程は第2工程の処理速度である「30秒に1個」に合わせるべきなのです。

 

 

制約条件の能力を高める

 

ボトルネックを徹底活用したら次にボトルネックの能力を高めます。たとえば最新設備を導入したり、他の工程に負荷を分散したりします。

 

 

■制約条件が解消されたら、惰性を避けて①に戻る

 

上記の結果、ボトルネックが他にシフトすることが考えられます。

 

第1工程:20秒に1個処理できる

第2工程:30秒に1個処理できる⇒17秒に1個処理できる

第3工程:15秒に1個処理できる

 

新たなボトルは第1工程です。よって、これまでと同様のプロセスを繰り返します。

 

 

ドラム・バッファー・ロープ

 

制約条件の理論では、上記の取り組みをドラム・バッファー・ロープと表現します。ボトルネックのペースで(ドラムを叩く)、適度にバッファーを持ちながら、全体の処理速度を合わせる(ロープでつなぐ)わけです。

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
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(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

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