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マネージャーの仕事

実際のところ管理者にはリーダーシップとマネジメントの両方が求められるので、両者を厳密に定義したところであまり意味がないかもしれません。

 

■ミンツバーグによるマネージャーの仕事

 

ヘンリー・ミンツバーグはマネージャーの仕事を次のように示しています。この場合、マネージャーとは経営トップからリーダー・係長クラスまですべてを指します。

 

<対人関係の役割>

○フィギュアヘッド

象徴的な長:法的、社会的性質を持った多数のルーチン責務を遂行する責任がある。

○リーダー

部下の動機づけと活性化に責任がある;人員配置、訓練および関連責務への責任

○リエゾン

好意的支援や情報を提供してくれる外部の接触や情報通からなる自分で開拓したネットワークを維持する。

 

<情報関係の役割>

○モニター

組織と環境を徹底的に理解するため広範な専門情報(ほとんどが最新のもの)を探索・受信:組織内外の情報の神経中枢となる。

○周知伝達役

外部や部下から受信した情報を自分の組織のメンバーに伝える:事実情報もあり、解釈が入り組織の有力者が持つ多様な価値づけを統合した情報もある。

○スポークスマン

組織の計画、方針、措置、結果などについて情報を外部の人に伝える:組織の属する業種に関して専門家の働きをする。

 

<意思決定の役割>

○企業家

組織と環境に機会を求め変革をもたらす「改善計画」を始動させる:特定プロジェクトのデザインも監督する。

○障害処理者

組織が重要で予期せざる困難にぶつかったとき是正措置をとる責任。

○資源配分者

実質的に、組織のすべての重要な決定を下したり、承認したりすることによる、あらゆる種類の組織資源の配分に責任がある。

○交渉者

主要な交渉にあたって組織を代表する責任

 

 

■マネージャーに求められるスキル

 

ハーバード大学教授のロバート・カッツによれば、マネージャーに求められるスキルには以下の3つがあります。カッツ理論はよくマネジメント研修で用いられます。

 

  テクニカルスキル(業務遂行能力)

自らが担当する業務を遂行するのに必要な専門知識や技術のこと

  ヒューマンスキル(対人関係能力)

上司や部下、同僚、顧客。得意先などの相手方と上手くコミュニケーションをとる能力。

  コンセプチャアルスキル(概念化能力)

周囲で起きている事象や状況を構造化し、問題の本質をとらえる能力

 

 

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
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(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

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