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起業家の条件⑤

スタートアップ企業についての書籍を読むと、当たり前ですが、どうやって事業を成功させるかについてのアドバイスはあっても、どうやって事業を畳むかについてのアドバイスはあまりありません。

 

大きな企業であっても新規事業の目標値(成功の基準)はあっても、撤退の基準(失敗の基準)は、あらかじめ設定しておらず、その結果、ダラダラと損切りできない期間が続いたのち、ようやく手仕舞いにするというケースが見られます。

 

これまで「より自分の人生を豊かにするためであり、自分の人生を事業に捧げるべきではない」ということを述べてきましたが、スモールビジネスであっても、撤退の基準は明確にしておいたほうがよいです。見込みがない事業であってもなんとか運転資金を調達して四苦八苦しながら維持するというのは、言うまでもなく、自分の人生を事業に捧げている状態です。言うまでもなく借金が膨らむ一方であると、その後の再出発も困難です。

 

そのうち事態が好転するだろうと楽観的に捉えることをホッケースティック効果と言いますが、通常はそんなことは起きません。

 

スモールビジネスとは言え、起業する前に撤退の基準を明確化するべきでしょう。

 

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
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(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

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