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なぜ計画は実行されないのか①(計画の条件)

ミーティングの場で、誰かが何かアイデアを出し、他のメンバーもそれに同意したとします。そして、そのアイデアはプロジェクトとしてスタートします。

果たしてそのプロジェクトは実行に移されるのでしょうか?おそらくほとんどの場合、実行には移されないでしょう。あるいは多少は計画の具体化が進むものの、すぐにどこかで頓挫してしまったり、目先の業務が優先されたりして、そのうちに霧散することが多いのではないでしょうか。


■計画はスケジューリングではない

プロジェクトが実行に移されない理由の多くは、計画のマズさにあります。計画と言うと、まずはスケジューリング(いつまでにやるか)が浮かびますが、これは計画の一部に過ぎません。

計画という言葉を辞書で調べると、「物事を行うために、その方法・手順などを筋道を立てて企てること。また、その企ての内容。プラン。」とあります。つまり、方法や手順を明らかにすることであり、スケジューリングは方法や手順を実行する際の日程的な目標や、進捗管理のための手段に過ぎません。

実行に移されない計画では、スケジューリングだけが意識され、その前に決めておくべきことがなおざりになっているように感じます。


■計画で決めておくべきこと

計画の基本は、5W1H、いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」を明らかにすることです。これに、誰に(Whom)、いくらで(How much)を加えた6W2Hというものもあります。

<6W2H>
だれが(Who):担当者は誰なのか?
いつ(When):いつからいつまでのタスクなのか?
どこで(Where):地域・場所・部門はどこか?
なにを(What):対象は何か?何を扱うのか?
誰に(Whom):顧客や折衝する先は誰なのか?
どのように(How):どのような手法を使うのか?

いくらで(How much):どの程度の費用(お金)をかけるのか?
なぜ(Why):どのような意義や目的があるのか?

このうち誰に(Whom)を除き、どれくらい(How much)を加えた5W3Hというものもあるようです。

最低限、5W1Hを明らかにしておかないと、計画はワークしません。対象や期限が曖昧だったり、意図が不明確だったりして、計画が尻つぼみになるケースは、多くの方が経験済かと思います。


【参考】
『この1冊ですべてわかる マネジメントの基本』手塚貞治編著 日本実業出版社


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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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