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ビジネスモデル⑪(利益設計2:儲け方のバリエーション)

儲け方のバリエーションには、様々なものがあります。確かにビジネスモデルには創造性が求められますが、それはまったくのオリジナルを意味するわけではありません。他業界で見られる儲け方のパターンを自社に取り入れることは極めて有効ですし、実際のビジネスモデルの多くは他からの転用と見ることができます(もちろん同業者の儲け方のパターンを単にパクっても、よほど上手く運用しない限り効果は限定的です)。


■収益をあげる方法

普通、収益をあげる方法というと、商品やサービスを売って代金を回収するという「販売」をイメージするかもしれません。しかしながら収益を上げる方法には次のようなものがあります。

①直接販売
製品やサービスの提供と支払いが同時に起きる。

②販売後サービス
メンテナンスなどのアフターサービスで儲ける。

③間接的コンテンツモデル
コンテンツの提供をしたウェブサイトや雑誌などで広告収益を得る。

④製品ファイナンス
顧客への金融サービスなど、補助サービスで儲ける。

⑤知財のロイヤルティ
知的財産による他社の権利利用の対価で儲ける(ライセンスビジネス)。


■課金(チャージ)の方法

一方、課金の方法(どのように顧客に代金を請求するのか)には、次のようなバリエーションがあります。

①商品対価
商品の販売と引き換えに代金を回収する。最も一般的な課金方法。
※ボリュームディスカウントやセット販売、オークション、差別価格(顧客セグメントごとに価格を変えたり、時期や在庫状況に応じて価格を変えたりする方法)などのバリエーションがある。

②定額制
使用量にかかわらず、固定料金を徴収する方法。

③従量制
利用した量に応じて課金する方法。

④利鞘
原価に利益率によるマージンを加える方法。

⑤紹介料
紹介で手数料を得る課金方法。

⑥広告料
他社の広告による課金方法。



■「収益をあげる方法」と「課金の方法」を組み合わせを考える

ビジネスモデルの利益設計を検討する際には、「収益をあげる方法」と「課金(チャージ)の方法」を組み合わせて儲け方を考えます。2つの組み合わせのバリエーションとしては、次の13とおりが示されています。

儲け方のバリエーション

多くの場合、「直接販売」と「商品対価」という選択を考えがちですが、それ以外の組み合わせを考えてみることがポイントになります。


【参考】
『ビジネスモデルのグランドデザイン』川上昌直著 中央経済社
『儲ける仕組みをつくるフレームワークの教科書』川上昌直著 

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
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(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

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