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国の決算

3月末に参院本会議で平成29年度予算案が可決されました。一般会計の総額が過去最大の97兆4547億円となり、国の財政問題とからめて報道されるケースが多いようです。
一般会計予算は過去最大が5年連続で続いており、一見すると「財政問題が厳しい中でそんなに大盤振る舞いして良いのか」「もっと歳出を切り詰めるべきでは」といった印象を持ちます。
さらに年度途中で補正予算が組まれることが多いことからもそのような印象を持ちがちです。
アベノミクス以降の一般会計予算の推移を見てみましょう。

<一般会計予算>
平成29年度
一般会計予算97.4兆円
平成28年度
一般会計予算96.7兆円+補正予算0.8兆円+第2次補正予算3.3兆円+第3次補正予算0.2兆円
平成27年度
一般会計予算96.3兆円+補正予算3.5兆円
平成26年度
一般会計予算95.8兆円+補正予算3.1兆円
平成25年度
一般会計予算92.6兆円+補正予算5.4兆円

予算がある以上は決算があります。ほとんど注目されていませんが、国の場合も
決算が当然あります。財務省から現在公表されている決算の状況も見てみましょう。

<決算>
平成27年度:98,2兆円
平成26年度:98,8兆円
平成25年度:100,1兆円

アベノミクスというとどうしても大盤振る舞いの印象があるかもしれませんが、決算の状況を見ると異なる印象をもちます。国の歳出は最初の1年を除いて減少する一方で、2014年度には消費増税に踏み切っていますので(毎年約7兆円の負担増)、トータルではかなり緊縮気味に推移していることになります。
消費者物価上昇率(総合)が前年同月比で0.3%と低迷しているのは、このあたりに事情があるようにも思えます。
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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
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