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リーダーシップの源泉

■リーダーシップとは影響力である

 

リーダーシップとは、「組織や集団の目的・目標を実現するために、人々に影響を及ぼすこと」です。つまりリーダーシップとは影響力のことです。よって、その源泉は権限(公式に与えられる影響力)と権力(非公式の影響力)です。

 

 

■リーダーシップの源泉

 

リーダーシップの源泉には、5つの社会的勢力というものがあります。

 

①報酬勢力

他が求めている報酬を与える能力をベースにした勢力である。報酬には金銭的なもの以外に昇進や昇格、賞賛などが含まれる。

 

②強制勢力

もし従わなければ罰を受けるのではないかという、影響の受け手がもつ予想から生じる勢力である。主な罰としては、叱責や減給、解雇、左遷などがある。

 

③正当勢力(合法勢力)

影響の受け手が、影響の送り手(リーダー)は影響力を行使する正当な権利を有し、自分が従う義務があると感じる場合に成立する勢力である。

 

④準拠勢力

影響の受け手が送り手に個人的魅力を感じていたり、一体感を抱いていたりする場合に成立する勢力である。尊敬やあこがれを感じる相手のいうことには、率先して従うといった場合がこれに該当する。

⑤専門勢力

影響の受け手が、送り手のほうが自分より技術や知識や能力などにおいて優れていると感じているときに成立する勢力である。

 

報酬、強制、正当の各勢力は、通常組織から公式に与えられるものであり、準拠、専門の各勢力は個人が自分の努力や資質で獲得するものです。

 

さらに次の2つを加えて7つの社会的勢力という場合もあります。

 

⑥情報勢力

特定の人しか知らない情報を持っていたり、それを巧みに発信したりする人から受ける勢力である。

 

⑦コネクション勢力

組織内外(特に外部)との関係性やネットワークづくりに秀でていると感じているときに成立する勢力である。

 

 

■最も大事なのは準拠勢力

 

リーダーシップの7つの社会的勢力とは、影響力の源泉です。ただし7つをすべて個人が満たすことは困難です。組織内で責任のあるポジションにつけば、報酬、強制、正当の各勢力は自動的に与えられますからいいとして、情報力やコネクション力は必ずしもリーダー自身が満たさなくても職場のメンバーが満たしていればよいように思えます。

 

そうなると準拠勢力が上司のリーダーシップの主たる源泉ということが言えるのではないでしょうか。

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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