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囚人のジレンマ②

前回のペイオフマトリックスで誤りがありましたのでお詫びして訂正させて頂きます(前回分も更新済)。改めて再掲します。

囚人のジレンマ 

このケースでは、相手がどう出てこようとA社もB社も「非協調」が合理的となり、両社とも「非協調」を選択することになり、これがナッシュ均衡(ゲームに参加する各プレイヤーが、互いに対して最適な戦略を取り合っているという状況)となります。両社が互いに最適な戦略を取り合っているため、これ以上戦略を変更する誘因はありません。

 

※すいませんがナッシュ均衡の求め方は改めて前回分(囚人のジレンマ①)をご覧下さい。

 

 

■囚人のジレンマゲーム

 

このケースでは、両社ともに「非協調」を選択し、共に6の利益を得ますが、マリトックスを見ると面白いことに気がつきます。両社が協調的な態度を取れば、ともに10の利益を得られるのですが、各社が自分の最適な選択肢をとると、6の利益に甘んじてしまうのです。

 

このように非協調な行動の結果、協調した場合よりも利益が下がってしまうことを囚人のジレンマといいます。

 

共同犯罪の容疑で2人の囚人がいたとします。互いにしめしあわせて黙秘すれば(協調行動)刑期が短くてすむのにかかわらず、取調官から「お前が自白すればお前だけは刑期を問わないことにしよう」という司法取引を持ちかけられると、片方の仲間を裏切って自白しようとするかもしれません。その結果、ともに自白したとすると、2人とも長い刑期を課されてしまいます。これがこのゲームの由来です。

 

囚人のジレンマゲームの面白いところは、自らの利益の最大化を図るという合理的な判断が、結果的には低い利益になってしまうということです。

 

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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