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自分の企画を認めさせるための工夫⑧(根回し3)

■根回しの手順

 

自分の企画案を通そうと思ったら、まずは決定権のあるキーマンにアプローチすることを考えますが、その人が自分よりはるかに地位が高かったり、自分が苦手な人の場合は、キーマンに影響を与えるインフルエンサーに根回しを依頼することになります。

 

通常、企画の採用に当たっては、1人の決定権者が独断で決めることは希でしょう。よって、最初の個別のアプローチが済んだら、次の段階に移行する必要があります。それは、決定にかかわる人全員に企画情報を流すことです。

 

この際に注意しなければならないのは、全員に流すということです。もし漏れが生じると、「そんな話は自分は聞いてない」とあとから強硬に反対する人が出てきてしまうからです。自分の企画に反対することが予想される人物を最初から巻き込む必要はありませんが、ある程度の段階で話をしておかないと決定の場で徹底した反対勢力に回ってしまうリスクは避けたいところです。

 

最後にそれでも反対する人たちを黙らせるための環境を整備します。この段階で反対する人に説得を試みても無駄であることが多いです。なぜなら相手はすでに反対のポジションを取ってしまっているので、いまさら撤回することは難しいからです。よって、反対させずに黙らせることを主眼に置きます。たとえば、「○○さん、賛成頂きありがとうございます」といった共有メールを流すとか、「すでに多くの方に賛同頂きました」といった発言をそれとなくするといったことです。ただし、相手をさらに刺激しかねないので、あくまでさりげなく行うことがポイントになります。

 

 

■全体の2割の同意を取り付ける

 

働きアリの法則というものがあります。これは、「よく働いているアリ2割を間引くと、残りの8割の中の2割がよく働くアリになり、全体としてはまた2:6:2の分担になる」というもので、2:6:2の法則とも呼ばれ、どんな組織でも当てはまる事象のようです。

 

ちなみに、よく働いているアリだけを集めても、一部がサボりはじめ、やはり2:6:2に分かれ、逆にサボっているアリだけを集めると、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれるそうです。

 

話を戻すと、意思決定にかかわる人で真剣な人は全体のごく一部にすぎず、多くは日和見だったりします。最初から全員を口説き落とすのではなく、まず2割のキーマンの確保を目指すべきです。

 

 

【参考】

『インバスケット的「根回し」仕事術』鳥原隆志著 祥伝社

 

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
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