fc2ブログ

会議の生産性④(決め方のロジック1)

■会議で決めるべきことが決まらない理由

 

会議で決めるべきことが決まらない理由としては、次のことが挙げられます。

 

  意思決定権者が会議を欠席した

  意思決定のロジックが明確でなかった

  データや資料が揃っていなかった

  会議の主催者が「決める」ことへのリーダーシップを発揮しなかった

 

  については、急を要するのであれば、責任者が他の誰かに会議での意思決定件を付与しておき、あ

とから追認するといったことが必要です。

 

については、「会議の生産性①」で見てきたように、会議の達成目標を明確にする必要があるでし

ょう。

 

 

■ロジックさえ詰めておけばアクションは取れる

 

「情報が不足しているので決められない」ということは会議ではよくあります。しかしながら、実は足りないのは情報ではなくロジックということも多々見られます。「情報不足で意思決定できなかった。なので次の会議までに各自でさらに多くの情報を集めてきましょう」ということになると、少しも先に進めないことになりかねません。

 

情報やデータがなくても決められることがあることについて、次の例を考えてみます。「円が1ドル120円より高くなれば為替予約する」というロジックと、「今日の為替は1ドル119円である」という情報があれば、「今日は為替予約する」という決断ができます。

 

では、ここで、ロジックはあるが情報が足りないという状況を思い浮かべてみます。「円が1ドル120円より高くなれば為替予約する」ことは決まっているけれど、今日の為替がいくらかわからない」という状況です。

 

この場合、情報を集めてから再び会議を行う必要はありません。意思決定のロジックについてのみ会議で合意しておけば、あとは情報が手に入り次第、自動的に決められます。なので会議をやり直す必要はなく、担当者に「119円台に入っていれば為替予約し、そうでなければしないように」と指示を出せば終わりです。つまり情報がないからといって会議をやり直す必要はないのです。

 

少し単純な例を挙げましたが、ロジックさえ決めておけば、いちいち話し合ったりせず、自動的にアクションを取れるケースは結構あるのではないでしょうか。

 

 

【参考】

『生産性―マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの』伊賀泰代著 ダイヤモンド社

 

スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
※ (at) は @ に置き換えて下さい
(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR