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イノベーションのDNA①(関連づける力)

クレイトン・クリステンセン(ハーバード・ビジネス・スクール)、 ジェフリー・ダイアー(ブリガム・ヤング大学)、ハル・グレガーセン(マサチューセッツ工科大学)が、イノベーティブな企業を立ち上げた、あるいは新製品を開発した3500人超を調査したところ、「イノベーターDNA」ともいうべき5つの発見力を明らかにしました。

 

 

■関連づける力

 

関連づける力、すなわちそれぞれ異分野から生じた、一見無関係に思える疑問や問題、アイデアをうまく結びつける能力は、イノベーターDNAの核心です。

 

故スティーブ・ジョブスは、「創造性とは結びつけること」と言っています。創造性は無から何かを生み出すことではありません。

 

「創造的な人は、どうやってそれをやったのかと聞かれると、ちょっと後ろめたい気持ちになる。実は何をやったわけでもなく、ただ何かに目を留めただけなのだ…様々な経験を結びつけて新しいものを生み出すことができたのだ」

 

ジョブスの場合、カリグラフィー(西洋書道)への没頭があり、インドでの瞑想があり、細部に分かるこだわりのメルセデス・ベンツへの憧憬があり、そしてゼロックスのパルアルト研究所での新技術との出会いが、マックOSの開発につながったといわれています。

 

エール・オミダイアが、インターネット・オークションのイーベイを立ち上げたのは、次の3つの無関係な事柄を結びつけたことによるそうです。

 

・1990年代半ば、人気のインターネット企業がIPO(株式公開)が続いたことに関心を持ったこと。

・婚約者がペッツのディスペンサー(キャンディの容器)を収集しており、熱心にレア物を集めていたこと。

・このようなアイテムを探す際には、地元で広告を打っても無意味であること。

 

新たな知識の理解・分類・蓄積を頻繁に繰り返している人たちの脳は、自然に、しかも継続的に、関連性をつくりだし、これを蓄積し、また別のものとの関連性を見出しているのです。

 

【参考】

『イノベーションのDNA』クレイトン・クリステンセンほか著 翔泳社

『ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー 2016 9 月号 イノベーションのジレンマ』ダイヤモンド社

 

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
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