fc2ブログ

よい習慣はどうやって実践できるか?①

■習慣のしくみ

 

朝型になる、教養を身に付ける、語学力を習得する、運動をするなど、よい習慣を身につけようとしてもなかなかうまくいきません。今回は「よい習慣を身につけるのはどうすればよいか」を考えたいと思います。

 

そもそも習慣とは、「あるきっかけに対して、ある行動をした結果、報酬が得られる」というループで成り立ちます。ある修道院の教育では、「私たちが祈る理由は1つしかありません。それは、祈りを告げる鐘がなるからです」と教えるそうです。この場合、「鐘」がきっかけ、「祈る」が行動、「癒される」が報酬ということになります。この「きっかけ⇒行動⇒報酬」のループをどうやって作るかが習慣化のカギとなります。

 

 

■習慣化がうまくできない理由

 

しかしながら、「きっかけ⇒行動⇒報酬」のループはなかなかうまくできません。みなさんは、年始に何か新しいことを始めようとするときに、「大きなことをしよう」「大きく自分を変えよう」とするはずです。大きく変わることは大きな報酬を意味するからです。

 

しかしこの一念発起というのが習慣化の妨げになります。なぜかといえば、大きく変わることを、それまでの習慣を司る脳が拒絶するからです。「大きな変化は大きな脅威」ととらえられます。

 

 

■「小さな問い」と「小さな報酬」を繰り返す

 

では、どうすれば「きっかけ⇒行動⇒報酬」のループを作ることが出来るのでしょうか。それは、「小さな問い(きっかけ)⇒小さな行動⇒小さな報酬」のサイクルを繰り返しながら、結果的に大きな報酬に結びつけるというやり方です。そのためには、報酬を小さくする必要があります。

 

たとえば営業マンが「今年こそ営業成績を上げるぞ」と決意したとします。営業成績は営業マンの報酬とします。ここで達成したい営業成績を明確に、かつ小さく設定することが大切です。明確でなければ、達成したかどうかわからず、次につながる「小さな問い(きっかけ)」とならないからです。

 

たとえば、「社内で営業成績トップになる」というのは、大きすぎる例です。「毎日、顧客の訪問件数を1件増やす」という小さな報酬で十分です。その場合、「訪問件数を1件増やすにはどうすればよいか」という「小さな問い」が生まれやすくなります。

 

「小さな問い」ができれば、好奇心に導かれて「行動」に至り、想定した結果が得られることー求めていた「報酬」につながれば、また次の「小さな問い」が生まれます。この「きっかけ⇒行動⇒報酬」のループが回ることで、継続と成長の習慣が生まれます。

 

 

【参考】

『ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー 2017 02 月号 (続ける力)』ダイヤモンド社

スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
※ (at) は @ に置き換えて下さい
(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR