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従業員の生産性の格差

■働きアリの法則

 

働きアリを観察すると、次のようなことがわかります。

 

・働きアリのうち、よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくる。

・働きアリのうち、本当に働いているのは全体の8割で、残りの2割のアリはサボっている。

・よく働いているアリと、普通に働いている(時々サボっている)アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。

・よく働いているアリだけを集めても、一部がサボりはじめ、やはり2:6:2に分かれる。

・サボっているアリだけを集めると、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれる。

 

これは、働きありの法則とか2:6;2の法則といわれたりしますが、一般の組織でも見られる現象です。

 

 

■従業員の生産性の格差

 

それでは、優秀な社員とそうでない社員とでは、どれくらいの格差があるのでしょうか。アメリカの心理学者のシュミットとハンターが、過去85年間の人材採用の定量的データを分析した結果、次のことが分かりました。

 

・上位16%以上の優秀な従業員は、平均的な従業員と比べて、特に専門性を必要としない仕事でさえも生産性が19%ほど高くなる。

 

・専門性を要求される仕事や管理職になると、生産性が48%も高くなる。

 

このほか、プログラマーに関する調査では、最も優秀なプログラマーは、ダメなプログラマーの10倍、平均的なプログラマーと比べても5倍の生産性があるというものも存在します。

 

ただし、優秀かそうでないかは、分野次第です。ある分野では優秀な人材が他の分野ではそれほど優秀でないということは想像できると思います。

 

いずれにせよ、企業側としては、どれだけ優秀な人材を採用できるかがガキとなります。その際には、どの分野で人材が必要で、どのような能力が求められるか明らかにする必要があります。

 

現在では、職種別採用も見られますが、中途採用分野に偏りがちです。新卒採用段階でももっと積極的に進めるべきではないでしょうか。採用した人材に、本人が希望もせず、適性もない仕事をさせることは、企業側にとって非効率であることはもちろん、労働者側にとっても不幸なことです。

 

【参考】

『統計学が最強の学問である[ビジネス編]』西内啓著 ダイヤモンド社

 

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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