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誤った二分法②

今回は少し軽めの演習から始めましょう。
次の主張に対してどこがおかしいのか批評してみてください。


あなたたちは新空港の工事に反対していた。
その反対運動にもかかわらずいまや新空港は完成したわけだが、
あなたたちはそれに反対していたのであるから、
この新空港を利用するべきではない。


前回、「誤った二分法」で、二分法とは、「YESかNOか」「AかBか」といったように、
「きっちり白黒をつける(白黒思考)」ことを指すと言いました。
冒頭の文章は、その例です。
よくあるパターンですが、おかしいとは思いつつも直ちに説得力を持った
批判はしにくいのではないでしょうか(相手も意気込んでいますからね)。

まず相手のイシュー(論点)の明確化を行う必要があります。

批評例は次のとおりです。
まず新空港建設前のイシューは、「(空港がない場所に)新たに空港を作るかどうか」
です。
しかしながら、新空港完成後のイシューは、「空港がある状態で利用するか否か」です。
つまり論点がすり替わっているのですね。

このように我々の日常でも論点のすり替えは頻繁にありますから、まずは「何について議論しているのか(イシュー)を明確にすること」が求められます。



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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
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(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

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