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緊張感とのうまい付き合い方

■「落ち着こう」とするより「興奮状態だ」と認めたほうがパフォーマンスがよい

 

ハーバード・ビジネス・スクールの実験をご紹介します。

 

被験者である学生たちに2分間スピーチをしてもらいます。緊張している学生たちに次のようなアドバイスをします。

 

Aグループ

スピーチの冒頭に「私は落ち着いています」と言うように伝えました。

Bグループ

スピーチの冒頭に「私は興奮しています」と言うように伝えました。

Cグループ

何も伝えず普通にスピーチを始めてもらいます。

 

結果は、AチームとCチームのスピーチには目立った差が見られませんでしたが、Bチームは平均して27秒長くスピーチしました。

またスピーチ後に、観客から説得力・自身について100点満点で評価してもらったところ、説得力について平均17点、自信については平均15点高くなりました。

 

つまり、気持ちが高ぶっているときは、「落ち着こう」とするよりも、「これは興奮状態だ」と認めたほうがパフォーマンスが高くなる傾向があるのです。

 

 

■緊張感をポジティブに利用する

 

人は緊張すると、深呼吸したり、手や首を回したりして、何とか緊張を和らげて落ち着こうとします。しかし「落ち着こう」という意思は、「力を発揮しよう」という意思と、反対方向に作用し、結果的にミスを誘発してしまったり、パフォーマンスが中途半端なものとなりがちです。

 

緊張という状態は無理になくそうとせず、ポジティブな方向にどんどん盛り上げた方が恐怖を消しやすくなります。

 

人に対しても、または自分に対しても、「なんかすごいことが起きそう」「ワクワクしてきた」などといった言葉を使うだけで。緊張が興奮に変換されるのです。

 

その瞬間、意識のフォーカスが、「失敗する不安」から「今やるべきこと」に向き、周囲があっと驚くようなパフォーマンスをもたらすのです。

 

 

【参考】

『図解 モチベーション大百科』池田貴将著 サンクチュアリ出版

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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