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どの時間帯に何をすべきか?①

■ポジティブな感情は午前中にピークに達する

 

多くの人間は、午前中にポジティブな感情が高まり、午後になると弱まり、夕方になると再び高まるようです。

 

ある研究によれば、経営者が株主たちに行う収支報告が午前中に行われた場合ほど楽観的で、午後になるとネガティブで怒りっぽく、喧嘩腰になる傾向があるそうです。この傾向は、当然ながら株価にも影響を与えます。

 

こうしたことから、よく「朝の時間はもっとも集中力が上がるため、朝型にしよう」といわれます。

 

 

■あなたは朝型・夜型のどっち?

 

実際に仕事のパフォーマンスは時間帯に応じて変わるのでしょうか?

 

朝型の人もいれば、夜型の人もいます。普通のサラリーマンなら、始業は午前9時から10時でしょうから、朝型のほうが有利かもしれません。ただし、クリエイティブな仕事をする人などを見ると、典型的な夜型の人が少なくなく、高いパフォーマンスをあげています。

 

そもそもみなさんは朝型・夜型のどちらでしょうか?ここで、仕事がない日(特定の時間に起きる必要がない日)について考えてみてください。

 

・通常、何時に眠るか?

・通常、何時に起きるか?

・その中間は何時になるか?つまり、睡眠の中間時刻はどこに当たるか?(たとえば、普通は11時半に寝て午前7時半に起きるのなら、中間時刻は午後3時半になります)

 

睡眠の中間時刻が0~3時 ⇒朝型(ヒバリ型)

睡眠の中間時刻が3時~5時半 ⇒ 一般型(第3の鳥型)

睡眠の中間時刻が5時半以降 ⇒ 夜型(フクロウ型)

 

過半数は一般型(第3の鳥型)になります。ヒバリ型と第3の鳥型は、先に述べたように感情の起伏が、「ピーク⇒谷⇒回復」となります(早朝から午前半ばにポジティブな感情が高まり、午後になると弱まり、夕方になると再び高まる)。一方、フクロウ型だけは「回復⇒谷⇒ピーク」になります(夕方以降にポジティブな感情が最も高まる)

 

私のように夜型の人ならお分かりになると思いますが午前中はダラダラと過ごすか、どちらかといえば重要度が低い仕事を済ませ、午後に骨が折れる仕事を始めるというパターンが多いのではないでしょうか。

 

 

■感情がピークに達する時間帯に最重要な仕事をする

 

一方、ひとことで仕事といっても様々なタイプのものがあります。

 

分析的作業 ⇒ 事務作業や書類作成など注意力を要する作業

洞察的作業 ⇒ 発想やアイデア出しといったクリエイティブ性が求められるもの

感銘を与える ⇒ 公演や面接、プレゼンなど人に好印象を与えることが求められる

意思決定 ⇒ 仕事の方向性や選択を決める

 

ここで分析的作業と洞察的作業はまったく異なることを強調しておきます。分析的作業は注意力が求められますが、その注意力が落ちたときに新たな発想が生まれまず。つまり分析的作業と洞察的作業は両立せず、異なる時間帯に行うことになります。

 

自分が何型(ヒバリ型、第3の鳥型、フクロウ型)かによって、感情のピークの時間帯は異なるので、どの時間帯にどの作業を行うべきかは異なりますが、基本は次の3つです。

 

・注意力と明快な思考力を求められる最重要の仕事は、ピークの時間帯に入れる。

・2番目に重要な仕事やひらめきを要する仕事は、回復の時間帯に入れる。

・ルーティンワークをピークの時間帯に入れない。

 

 

【参考】

When 完璧なタイミングを科学する』ダニエル・ピンク著 講談社

 

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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