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メッセージの伝え方(SUCCESsの法則)

プレゼンにせよミーティングの場にせよ、相手への伝え方が上手な人とそうでない人がいます。私は講師の採用業務をやっていたことがありますが、「メッセージの伝え方を知らない人が意外と多い」というのが感想です。「伝え方」で相手の印象はまったく違うものになりますし、「伝え方」は単にお作法のようなもので、個性ではありませんから、誰でも習得可能です。

 

SUCCESsの法則

 

アメリカのベストセラー作家のハース兄弟によれば、メッセージの伝え方のポイントは、次の6つです。

 

Simple:単純明快である

伝えるメッセージをなるべく絞るということです。あれやこれや盛り込んでも聞き手には伝わりません。

Unexpected:意外性がある

当たり前のことをただ伝えるだけでは印象に残りません。

Concrete具体的である

具体例やデータなどを盛り込んで話に具体性を持たせます。

Credible:信頼性がある

メッセージに具体的な根拠を持たせます。

Emotional:感情に訴える

熱く強く語ります。弱々しい伝え方では信頼性に欠けます。

Story:物語性

起承転結など話にストーリー性を持たせます。

 

ただし時間が限られている場合は、6つをすべて盛り込むことは困難ですので、3~4つに絞ったほうがよいでしょう。

 

 

INFRANの法則

 

ビジネススクールのグロービスでは、メッセージを印象付ける6つの要素をまとめています。

 

Interest:読み手の問題意識や関心に沿っている

Something New:読み手にとっての目新しさがある

Focus:多くを語りすぎず、ポイントにフォーカスする

Rhetoric:レトリック(修辞法)の力を知る

Aspiration:熱い想いや信念を伝える

Nature:書き手の人となりが伝わる

 

SUCCESsの法則との違いは、「Interest:読み手の問題意識や関心に沿っている」「Nature:書き手の人となりが伝わる」の2つです。

 

聞き手は「これが聞きたい」と事前に期待をしますが、実際の話が期待していたものではないと不満を持ちます。特に講師を務める場合には、受講者のレベル、期待している内容を慎重に予想しなければ期待はずれのものになります。

 

また、初めて出会う聞き手は話し手の人となりに関心を持ちます。最初に自己紹介をしたり、テーマと無関係に思われるエピソードを盛り込んだりすることは、その関心に応えるためです。聞き手は話し手の専門性、社交性、信頼性が高いほど評価します。無関係だからと省略する方もいますが、個人的なエピソードを盛り込むのは有効です。

 

 

【参考】

『図解 ビジネスの基礎知識50』グロービス著 ダイヤモンド社

『アイデアのちから』チップ・ハース、ダン・ハース著 日経BP

 

 

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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