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KISS(シンプルかつ具体的に)

Keep It Simple and Specific

 

前回、メッセージの伝え方は、なるべくシンプルなほうがよく、論点を絞るべきだという話をしました。これは、KISSKeep It Simple and Specific):シンプルかつ具体的に)」と表現されます。

 

シンプルかつ具体的にするコツは、次のとおりです。

・一番大事なことにメッセージを置く

・メッセージを30秒で要約してみる

・1つのテーマでポイントは3つ(多くて4つ)に絞る

・目的やキーメッセージは冒頭で話す

 

私は、資格受験の新人講師の方のトレーニングも担当していましたが、その際には次のようなことをやってもらっていました。

 

・バランス・シートを30秒で説明すると?

・キャッシュフロー計算書を30秒で説明すると?

・ポーターの戦略論を30秒で説明すると?

・マーケティングを30秒で説明すると?

・話すスキルを30秒で説明すると?

 

 

■マジックナンバー4±1

 

「マジックナンバー4±1」というものがあります。これは人間が一度に処理できる情報量は、せいぜい4±1程度であるというものです。以前はマジックナンバー7±1といわれていましたが、その後の調査でそんなに沢山処理できないことが判明しました。

 

なおここで4つというのは、情報のバイト数(容量)ではなく、チャンクと呼ばれる「意味を持つ塊」の数です。たとえば、4人の名前、4つの場所、4つの商品、4桁の数字といったことです。

 

C、5フォース、4PCFTなどこのブログでもいくつかのビジネスフレームワークを紹介してきましたが、これらの多くが「マジックナンバー4±1」に沿ってポイント数を絞っています。相手に伝えるメッセージでは、「マジックナンバー4±1」に従ってまとめるとよいでしょう。

 

 

【参考】

『図解 ビジネスの基礎知識50』グロービス著 ダイヤモンド社

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
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(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

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