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「大盤振舞いの過去最大の予算規模」は本当か? 

327日に成立した2019年度予算案は一般会計総額が過去最大の1014571億円と、当初予算で初めて100兆円を超えました。予想通り各新聞社は批判的な反応です。

 

19年度予算案、膨張101兆円 かすむ財政規律(日本経済新聞)

101兆円予算 不安が募る「過去最大」(朝日新聞)

遠のく財政健全化(毎日新聞)

「大盤振る舞い」予算案、自民党内に批判なし(読売新聞)

 

「予算案、過去最大規模」という報道が毎年続きますが、ふと疑問に思うことがあります。企業のパフォーマンスを見る際には、普通は予算(計画)ではなく、実績(決算)に注目するはずです。では、国の決算はどうなっているのでしょうか?財務省の公表済のデータをみてみます。ちなみに予算額は本予算(当初予算)に補正予算を加えたものです。


予算決算 

実は決算で100兆円を超えたのはアベノミクス1年目の平成25年度だけで、あとは補正予算を加味しても100兆円を下回っていることがわかります。ちなみに毎年5%弱程度の剰余金が発生していますが、これは次年度の補正予算等の原資になります。

 

少なくとも「予算、過去最大規模 大盤振る舞いのつけを次世代に残す」といった報道どおりにはなっていない実情があるのです。

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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