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新規事業開発のための顧客調査④(調査対象者の選定)

■まず極端なユーザーに着目する

 

エスノグラフィー調査では、新しい機会につながる示唆を得られるかどうかを重視して対象者を選定します。そのため、新しい生活行動を先行して、やや極端に実践しているユーザー(エクストリームユーザー)を対象者にすることが有効です。エクストリームユーザーの特徴的な行動から未来の示唆を得ることができます。

 

エクストリームユーザーの行動そのものが一般化するというよりは、彼ら彼女らが先行的に行っていることが、将来普及しやすい形となって一般化するという考え方です。

 

平均的な対象者からこうした示唆が得られることは少ないでしょう。まずどのような新しい顧客価値が考えられるか探る仮説発見型のアプローチでは、いかにそれまでの枠組み外の視点を獲得できるかが求められるため、調査する対象はエクストリームユーザーになるのです。

 

もっとも仮説を立ててそれを検証する段階では、一般的なユーザーに買ってもらわなければならないので、エクストリームユーザーではなく、平均的な対象者を相手に調査する必要があります。

 

 

■エクストリームユーザーの選定

 

エクストリームユーザーの例としては、次のようなことが考えられます。

 

・極端に多く、あるいは高頻度で使っている人

・行動の継続期間が長い

・現状ではまだ一般的になっていないことを、こだわりをもって時間とコストをかけて実践している

 

エクストリームユーザーの行動が将来そのまま一般化するとは考えにくいかもしれませんが、多くの人が取り入れやすい製品やサービスとなって普及する可能性は十分にあります。

 

 

【参考】

『機会発見』岩嵜博論著 英治出版

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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