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顧客価値のシフト②

■時間短縮化・省手間化

 

これまでよりも時間や手間がかからなくすることで顧客価値を生み出す方法です。古くはカップラーメンやレトルト食品(調理の時間や手間を省く)といった例がありますが、通販サイトでの翌日配送も同様です。

 

 

■階層化

 

自社商品・サービスに、これまでとはターゲット層が異なるラインナップを加えるというものです。たとえば「高価格帯・中価格帯・低価格帯」「上級者用・中級者用・初級者用」といったものが典型例です。

 

また顧客のライフコースに合わせたラインナップということも考えられます。「学生⇒独身社会人⇒結婚⇒子供誕生⇒中年⇒退職」といったライフステージごとに商品やサービスを用意します。学習塾が「中学受験・高校受験・大学受験・社会人教育」ごとにカリキュラムを用意するのもこの例です。

 

 

■専門化・限定化による特定市場でのナンバー1化

 

製品カテゴリーを絞って専門化することで、その分野でのナンバー1を目指すというものです。いわば専門店化、ニッチ戦略です。

 

 

■漁夫の利化

 

あるブームが起きた際に、ブームに直接参入するのではなく、ブームに参加する人や企業を相手にするというものです。

 

たとえばリーバイスはゴールドラッシュの際に、金脈を掘り当て用とした人にむけてジーンズを販売し大儲けしました。スマホゲームが流行った際にはゲームクリエイター養成学校が儲かったといいます。

 

 

■カスタム化・半製品化

 

カスタム化とは、製品を顧客の要望どおりにつくり上げる「オーダーメイド化」のことです。半製品化とは、あらかじめパーツを作っておき、仕上げは顧客の要望を受けてからするというもので「パターンオーダー」のイメージです

 

たしかにカスタム化すれば顧客の様々な要望に応えることができますが、コストがかかります。また顧客嗜好の多様化が進んでいるといっても、顧客がそれぞれ個別の要望を持っているわけではなく、ある程度のバリエーションを確保すれば事足りることが多いです。よって「半製品化」が今の流れです。

 

逆に現在が個別対応であるならば、商品やサービスを標準化してしまうという発想もあります。標準化したほうが手間がかからずコストが安くなります。たとえば小型モーターのマブチモーターは製品を標準化して低価格で提供しています。

 

(つづく)

 

【参考】

「カール教授のビジネス集中講義 ビジネスモデル構築」平野敦士カール著 朝日新聞出版

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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