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日本は内需国なのに、なぜ輸出の影響を受けるのか?①

7月29日までに201946月期決算を発表した日本の上場企業のうち、製造業は3社に2社が最終減益となったとの報道があり、日本メーカーの不調が報じられています。

これはリーマンショックの影響が残っていた2009年以来の広範な落ち込みだそうです。米国との貿易摩擦も重なって中国景気が減速し、電機、機械、自動車などの輸出が悪化しているとの見方がされています。

今年は、ハードブレクジットなど海外リスク要因があり、これを受けてGDP成長率も減速が予想されています。

 

■内需大国「日本」

 

ご存知のとおり、先進国の中で、日本は米国についで輸出依存度が低い内需国です。各国の「名目GDP成長率に占める財・サービスの名目輸出の割合」は次のとおりです(2016年)

 

スイス 63

ドイツ 47

韓国 46

スペイン 33

イタリア 30

フランス 30

イギリス 27

中国 21

インド 20%

日本 18

アメリカ 13

 

 

■輸出の影響を過度に受ける日本

 

一方で、1995年以降の「実質輸出の伸び率と、実質GDP成長率との相関」は0.87と極めて高い値を示しています。

 

ドイツ 0.91

フランス 0.90

日本 0.87

イタリア 0,86

スイス 0.75

イギリス 0,69

アメリカ 0.65

ノルウェー 0,61

韓国 0,61

スペイン 0.50

 

つまり、日本は、割合の小さい輸出の影響を過度に受けやすいということです。

 

 

【参考】

『アベノミクスの真価』原田泰、増島稔編 中央経済社

 

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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