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キャリアはデザインするものなのか?②(計画された偶発性1)

「自分の強みが分からない」「本当にしたいことか分からない」多くの人がそのような悩みを持っていると思います。「やってみたら向いているかどうか分かるし,やっているうちにスキルや知識が身につき,それが強みになる。それを繰り返しているうちに,強みが増え,その結果,自分が本当にやりたいことが見えてくる。」キャリアとはそういうものなのです。

 

また、強みややりたいことが仮に今分かったとしても、将来、環境の変化でいくらでも変わりえます。しかしながら、こうした状況の中、ただ単に受身的に流されるだけでは自分のキャリアにプラスにならないことは言うまでもないでしょう。

 

 

計画された偶発性理論

 

キャリアは思いがけない出来事に左右される、これを扱ったものにクランボルツの「計画された偶発性理論」というものがあります。

 

クランボルツは、学生時代、いくら考えても何を専攻すればよいのか分からず、たまたまテニスを習っていたコーチが心理学の教授だったため心理学を専攻し、その偶然が心理学者としての今の自分につながっているという自身の経験に基づいて、その理論を打ち立てました。そして、現在のような先の見えない不確実な時代には、長期にわたるキャリアプランを持たないことは、かえって賢明な生き方ではないかと主張します。

 

計画された偶発性理論では、従来は優柔不断とか決断できないというように否定的に評価されていた未決定の心理状態を肯定的にとらえ直し、心を開いた状態を維持することの大切さが強調されます。

 

新たな状況や変化に対応していくためには、開かれた心を保つ必要があります。心の開放性を保つためには、未決定な曖昧な状況に耐える力が必要です。

 

【参考】

『ビジネス心理学 100本ノック』榎本博明著 日本経済新聞出版社

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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