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キャリアはデザインするものなのか?⑤(トランジション・サイクル・モデル2)

前回、トランジション・サイクル・モデルを取り上げました。人はこのサイクルを一生で何周もし,1週ずつのサイクルをより深く生きることが重要です,

キャリアトランジションモデル


個人のキャリアは、このサイクルを好循環で廻すことができるかどうかにかかっています。キャリアの好循環は次のように廻ります。

 

・新しいことにわくわくするが、過度な期待を持つわけではなく、現実的な期待を持って準備ができている。突然の異動の内示でも、そのときの自分の感情が前向きに捉えられている。新しい世界でのやる気も高まっている。そのためには、なによりも、これから就く仕事のありのままの姿を、事前に知らされていることが大事だ。

 

・新しい世界に入ると、思いもかけぬ驚きがあるが、それをきちんと意味づけることができている。むしろ、新たなことに対処できることから自信もつく、上司や先輩などの周りの人がその初期の適応を支援してくれるとやりやすい。相互に関連し合って仕事を進めるシステムとしての職場に余裕や余力があれば、そのような支援も生まれやすい。しかし新参だからといって過保護にするのではなく、本人にとって未知の世界を自分なりに探索させる自由もまた必要だ。

 

・状況に応じた自己改革・成長が、自分からも主体的にできるし、要望を果たすという形でもできると、職場への順応もはかどる。その間、必要な対人関係のネットワークをうまく形成することも大事だ。上に立つ人の監督やメンタリングがあり、職場への貢献度わかるように業績のフィードバックがあることも大事だ。

 

・課題達成においても、協働すべき人々との人間関係においても、継続して打ち込む気になれるし、信頼も生まれる。手順を示すよりも、目標が定まると、その目標に対して自分の裁量で工夫しながら、仕事がさらにうまくこなせるようになっていく。

 

【参考】

『働くひとのためのキャリア・デザイン』金井壽宏著 PHP研究所

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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