ウェブ・モチベーションリサーチ①
デプスインタビューが終わったら、第2フェースとして、「ウェブ・モチベーションリサーチ」を行います。デプスインタビューは手間がかかるので、せいぜい10~15くらいのサンプルしかありません。よって、調査結果に偏りがある可能性があり、もっと多くのサンプルを集めてデプスインタビューで得られた仮説が正しいか検証する必要があります。
そのためには、検証のための調査票を作り、アンケートはインターネットで実施します。この調査結果は自由記述が多いため、分析にはテキストマイニングを活用し、記述解析、キーワードの構造解析により、仮説検証などを行ないます。サンプルは1000~1200名が望ましいですが予算次第です。
<ウェブ・モチベーションリサーチ(記述式)の例①ビーフシチュー>
Q:あなたはビーフシチューをどんなときに、どのように召し上がりますか?
当てはまる言葉をそれぞれ20字以内でお答えください。
「私はビーフシチューを( ① )ときに、( ② )食べます」
Q:ビーフシチューというとどのような事を思い浮かべますか?思いついたことを、理由を含めて50字以内で自由にお書きください
Q:ある冬の夜に家族でビーフシチューを食べています。
このとき、子供の左側にいるお母さんはどのような気持ちでいるでしょうか?母親の心情を50字以内で書いてください。
「あなたはどうですか」と自分のことを尋ねられると、警戒したり、見栄をはったりしてしまって、本音で答えにくくなります。第三者的な立場で答えさせると本音を引き出しやすいです。
【参考】
『買い物客はそのキーワードで手を伸ばす』学習院マネジメント・スクール監修 ダイヤモンド社