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コミットメントと一貫性の原則③

コミットメントと一貫性の原則(人は自身の行動、発言、態度、信念などに対して一貫したものとしたい(あるいは一貫していると見られたい)いう心理)の企業での応用例を紹介します。

 

■目標管理制度

 

目標管理制度とは、個人(またはグルーブ)ごとに目標を設定し、それに対する達成度合いで評価を決める制度です。本来は、目標管理シートは、部下が自ら設定した目標を達成するために、日頃から上司が支援する(日頃から進捗を管理する、達成するためのアドバイスをするなど)ものです。

 

部下は自らの目標を宣言することで、その実現にコミットするということになりますが、これはコミットメントと一貫性の原則に沿った行動といえるでしょう。

 

 

■自社商品の良い点を挙げてもらう

 

企業によっては商品の推薦文のコンテストを多額の費用をかけて行っていたりします。「私は○○をとても気に入っている。なぜなら・・・」といった自社商品の推薦文を集め、優れていると判断したものに企業が賞品を出すのです。

 

応募する側としては、当然、その企業の商品を褒めちぎる内容の文章を記載することになります。文章で褒めてしまっている以上は、それに一致するように、今後もその商品を愛用したり、誰かに薦めたりすることになります。

 

顧客の声を集めるということは、その声から自社商品の改善点を見つけること以上に、顧客の自社や自社商品に対するコミットメントを高め、継続利用につなげられることになるのです。これは、「自社商品の良い点」だけでなく「悪い点」を集める場合でも同様です。悪い点を指摘した以上は、顧客は自社とのかかわりを深めてしまっているからです。

 

【参考】

『影響力の武器 第二版』ロバート・B・チャルディーニ著 誠信書房
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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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