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シナリオグラフ

今回から、いくつかアイデアの発想法についてご紹介したいと思います。アイデアの発想法としては、何も制限をつけない自由発想法(例:ブレインストーミング)がありますが、何も制限がないとどこから考えればよいのかわからず、かえってアイデアは浮かびにくいものです。今回、取り上げるシナリオグラフは、何らかの条件を設けて発想する強制連想法の1つです。

 

シナリオグラフとは、スタンフォード大の故石井浩介教授らが開発したもので、いつ、どこで、誰が、何をするといったシナリオ形式でアイデアを生み出していくものです。自由連想法に不慣れな人でも、与えられた条件に従いながら比較的容易にアイデアを出すことができます。シナリオグラフは、製品やサービス、コンセプトや機能などのアイデア出しに使われます。

 

<手順>

  アイデア出しのテーマを設定する

  たとえば、いつ、どこで、誰が、何をするといった枠組みを決め、アイデアを出していく。

  いろいろな要素を組み合わせて数多くのシナリオを作成し、考えたこともなかったシナリオから刺激を受けながら、インサイト(洞察)を得る

シナリオグラフは、条件を設けることでアイデアを出しやすくする発想法ですが、条件があるからといって型通りにアイデアで済ませず、限られた枠の中でも常識にとらわれずに発想し、斬新なシナリオを作りだすようにします。

 

また、いつ、どこで、誰が、何をするという4つの要素にこだわる必要はなく、検討する事項に応じて、他の要素を加えたり、入れ替えたりすることも有効です。

 

以下は、慶応システムデザイン。マネジメント研究科が開催したワークショップでのビジネスプランの例です。廃校を使い、都会人が農業するといったサービスや、「乙女」と「蓄える」を結びつけて乙女保険といった新商品の開発のヒントが得られたようです。


シナリオグラフ


【参考】

『システム×デザイン思考で世界を変える』前野隆司編著 日経BP

 


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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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