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アビリーンのパラドックス

 「自分はそのアイデアに反対だがみんな黙っているところを見ると賛成なのだろうと反対意見を控えていたらそのアイデアが通ってしまった。後から聞いたら実はみんな反対だった」なんていう経験はありませんか。これをアビリーンのパラドックスといいます。

 

経営学者ジェリー・B・ハーヴェイの論文の中に出てくる小話が名前の由来です。

 

「ある八月の暑い日、アメリカ合衆国テキサス州のある町で、ある家族が団欒していた。そのうち一人が53マイル離れたアビリーンへの旅行を提案した。誰もがその旅行を望んでいなかったにもかかわらず、皆他の家族は旅行をしたがっていると思い込み、誰もその提案に反対しなかった。道中は暑く、埃っぽく、とても快適なものではなかった。提案者を含めて誰もアビリーンへ行きたくなかったという事を皆が知ったのは、旅行が終わった後だった。」

 

 誰も反対意見を言わないと反対意見はかなり出にくいものですが、1人でも反対意見が出ると反対意見は格段に出やすくなります。意思決定の過程で必ず反対の立場から言う役割を担う人を必ず用意する(悪魔の代理人)、必ず反対意見を検証してから決めるようにするといった工夫が求められます。

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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