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日銀審議委員に安達誠司氏が内定①

政府は1月28日、衆参両院の議員運営委員会理事会に、日銀審議委員として安達誠司氏(丸三証券経済調査部長)を提示しました。国会決議を経ますがほぼ内定といってよいでしょう。

 

金融政策を決める日銀の政策委員会は総裁、副総裁2人、審議委員6人の計9人で構成されます。安達氏は原田泰審議委員の任期満了に伴う後任人事です。

 

現執行部のうち、若田部昌澄副総裁、片岡剛士審議委員、原田氏の3人がいわゆるリフレ派(金融緩和で緩やかなインフレを目指す)で、この体制が維持されます。

 

現在の日銀の執行部は金融緩和で一枚岩かというとそうでもありません。黒田東彦総裁は発言を聞いていると、就任当初のデフレ脱却への決意がかなりトーンダウンしており、金融政策も消極的な姿勢が感じられます。

 

日銀出身の雨宮正佳氏(副総裁)、金融機関出身の鈴木人司氏(審議委員)、政井貴子氏(審議委員)は出身母体から考えると反リフレと考えるのが妥当でしょう。

 

リフレ派の中でもっともアグレッシブな政策を主張し1人で政策決定会合で反対票を

投じるのが片岡委員(たまに原田氏が同調)です。副総裁の若田部氏も金融緩和積極派ですが、日銀法では「副総裁は総裁の補佐をする」ことが定められており、総裁の意見を支持せざるをえない立場です。

 

よって、安達氏が新たに加わってもなかなか現状を打破できないというのがおおかたの見方です。

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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