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TOC(制約条件の理論)①

■制約条件の理論とは?

 

TOCTheory Of Constraints:制約条件の理論)とは、「どんなシステムであれ、常に、ごく少数(たぶん唯一)の要素または因子によって、そのパフォーマンスが制限されている」という仮定から出発した包括的な経営改善の哲学であり手法です(日本TOC協会)。物理学者であるエリヤフ・ゴールドラットが1984年に執筆、出版した小説『ザ・ゴール』で理論体系が公開されました。

 

TOCでは、集中の5段階というプロセスを用います。

 

  システムの制約条件を見つける

  制約条件を徹底活用する

  制約条件以外のすべてを制約条件に従属させる

  制約条件の能力を高める

  制約条件が解消されたら、惰性を避けて①に戻る

 

 

■システムの制約条件を見つける

 

制約条件とはシステムで最も脆弱な部分をいい、ボトルネックといったりします。ある生産ラインを例にします。

 

第1工程:20秒に1個処理できる

第2工程:30秒に1個処理できる

第3工程:15秒に1個処理できる

 

これを1日中毎日繰り返すとします。生産ラインの処理速度(完成品を生産するペース)は、もっとももたもたしている第2工程のペースに依存しますので、30秒に1個ということになります。この場合、制約条件(ボトルネック)は第2工程になります。

 

 

■制約条件を徹底活用する

 

最も避けなくてはいけないのは、ボトルネックが遅れてさらに全体の足を引っ張ることです。よって、第2段階ではボトルネックの徹底活用を図ります。

 

たとえば上記の例で言えば、第2工程に不良品を回さない、万が一でも第2工程がヒマにならないように、第2工程の前にバッファー在庫を設ける、第2工程内の不必要な手順を改める、収益性が高い製品を生産する、必要な生産に絞るといったことです。

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
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