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「社会的にどうでもいい仕事~働き方改革で削減する対象は何か?」②

そもそも「Bullshit Jobs」は、「テクノロジーの進化により1日の労働時間が半分になると言われていたのにそうはなっていないのはなぜか?」という疑問の中から発生したものです。その理由には、第1次産業や第2次産業の機械化により生産性が格段に上昇する中で、管理やマーケティングなどの非生産部門が拡大するともに、情報化の進展により新たなサービス産業が勃興したことが考えられます。

 

また人には「働かなければ収入を得ることができない」という絶対的な倫理観があります。直接的な生産部門での雇用が減少する中で企業は(たとえ社会的には余計なものであっても)新たな仕事を生み出し、個人は収入を得るためにその仕事をし続けなければならないという面もあるでしょう。

 

思わず「自分の仕事には本当に社会的に意味があるのか?」と考えてしまいそうです。Bullshit Jobs」をもとにしたイギリスの調査では、実に労働者の37%が「社会に対して意味のある貢献をしているとは思っていない」ことが分かりました。「自分の仕事は価値がある」と思っているのは半数程度に過ぎず、残りの13%が「分からない」と回答しています。

 

「不要不急は控えるように」という状況の中で、「自分の仕事の価値について」あるいは「自分の仕事の中で価値を生み出しているものは何か」について考えられている方もおられるのではないでしょうか。「Bullshit Jobs」はなかなか過激な内容ですが、企業内で業務の見直しが迫られる中で大きな示唆を与えているように思えます。

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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