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時短や有給取得を促す制度設計

コロナの影響で強制的にできてしまった感のある働き方改革ですが、一般的に日本は残業が長く、有給消化も少ないと言われています。徐々に会社側の意識も変わりつつありますが、残業しないことや有給を取得することへの抵抗感もあるとされています。では、時短や有給消化を促すためにはどうすればよいでしょうか。

 

日本は、超過勤務手当の割増率が低く、残業することが会社に対する貢献、もしくは忠誠心の証と受け取られます。また有給休暇を取得しないことも同様です。

 

よって、超過勤務手当の割増率を上げ、未消化の有給休暇について企業側が買い取ることを義務付ければ、残業の抑制や有給取得につながるという考え方があります。

 

残業をすればそれだけ会社に多くの残業代を強いることになるので、会社への貢献どころか負担の証に見られかねないからです。また有給を所得しないことも同様です。

 

もちろん一方で残業代が上がればそれだけ無駄に残業しようとする人が増える、有給の買取を進めれば有給を取らずに買い取ってもらおうとする人が増えるという懸念もあります。しかしながら、残業や有給未消化が会社への貢献ととらえられていることが理由だとしたら、残業代の割増率の引き上げや有給の買取は、むしろ時短や有給取得につながりやすいのではないかと思います。

 

特にホワイトカラーは一定の時間での成果を求められますから、まずはそれを認識させることが重要ですが、時短や有給取得というとどうも掛け声だけで終わってしまい、働き方改革のブームが去ると元にもどりかねません。職場への貢献や忠誠心を重視するといわれる日本人のメンタリティーを上手く活用し、社員のメリット(時短したり有給を取得したほうが会社から認められる)となるような制度設計が必要です。

 

 

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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