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公正とは何か?

■公正さにも様々

 

私たちは報酬が公正に分配されることを望みます。しかしその公正というのがやっかいで、何を持って公正であるかというのは人によって違います。公正には次の3つの考え方があります。

 

  平等分配

一緒に働いた仲間の人数で報酬を均等に割る。

  衡平分配

各自への貢献度に応じて差をつける。

  必要原理

被災した人や、子供への仕送りで生活が苦しい人など、社会的に正当な理由でお金を必要とする人に多く分配する。

 

どれか1つの基準だけで公正感が満たされる場合もありますが、多くの場合、3つの基準を上手に組み合わせて、より多くのメンバーが納得するような公正な分配を実現する努力がなされています。

 

 

■公正な手続きのルール

 

結局のところ、万人にとって納得するような公正さの基準などないでしょう。必要なのは分配の公平性ではなく、手続きの公平性です。レヴンソールは、手続きが公正であると認知されるための条件を整理しています。

 

<公正な手続きのルール>

  一貫性;いつでも、どこでも、どんな場合でも、どんな人に対しても一貫した手続きであること。

  判断の不偏向:偏見や利己的な判断に影響されないこと。

  正確さ:正確な情報による判断であること。

  訂正可能性:手続きの各段階で訂正の機会があること。

  代表性:重要な立場の人々の考え・価値観が反映されており、決定が容易に変更されないこと。

  倫理性:手続きが社会の基本的道徳や常識に反していないこと。

 

社内の評価制度を考える際に意識したいところです。

 

【参考】

『産業・組織心理学 改訂版』山口裕幸、髙橋潔。芳賀繁、竹村和久著 有斐閣

 

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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