fc2ブログ

私たちはどうやって1つの選択肢を選ぶのか?④(分離型・辞書編纂型)

いくつかある選択肢の中から私たちが1つの選択肢を選ぶ方法(決定方略)の続きです。次のブランドADまでの中から、どのようにして1つのブランドを選択するかを例にします。


決定方略

■分離型

 

この決定方略においては、各属性について十分条件が設定され、1つでも十分条件を満たすものがある場合には他の属性の値にかかわらず、その選択肢が採用されます。

 

たとえば上の表で、すべての属性の十分条件が80点以上であるとして、ブランドAから順次選択肢の評価を行うとすると、ブランドAでは価格とデザインはこの条件を満たしていませんが、機能に関して80点以上であるので、すぐにブランドAを選ぶことになります。この場合、残りのブランドB、ブランドC、ブランドDは検討されません。

 

 

■辞書編纂型

 

この決定方略においては。最も重視する属性において最も高い評価値の選択肢が選ばれます。もし最も重視する属性について同順位の選択肢が出た場合には、次に重視する属性で判定が行われます。

 

ただし、ある範囲で僅少差も同順位と見なされ、次に重視する属性で判定が行われる場合は、半順序的辞書編纂型と呼ばれます。

 

たとえば上の表で、価格を最も重視すると、価格の最も安いブランドDが選ばれることになります。この場合、機能やデザインは考慮されません。

 

 

【参考】

『産業・組織心理学 改訂版』山口裕幸、髙橋潔。芳賀繁、竹村和久著 有斐閣

スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
※ (at) は @ に置き換えて下さい
(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR