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ブルーオーシャン戦略を振り返る①

前回のアイロボットの、空気清浄機能と撮影機能を捨てて、掃除機能(フロアーカバー率、ゴミ除去率)とメンテナンス不要の信頼性に特化するという戦略は、ブルーオーシャン戦略を想起させます。ブルーオーシャン戦略は以前も取り上げましたが、振り返ってみたいと思います。

 

<ブルーオーシャン戦略>

企業との競争によって血塗られた既存の事業領域(レッド・オーシャン)ではなく、従来存在しなかったまったく新しい市場(ブルー・オーシャン)を生み出すことで、新領域に事業を展開していく戦略。

新市場を創造することにより、他社と競合することなく事業を展開することが可能になる。

 

巷では、他社のいない新たな領域を開拓するということが強調されますが、実際のところ、そんなものはほとんどありません。たとえばブルーオーシャン戦略の成功例でよく出てくる、シルク・ドゥ・ソレイユやQBハウスを考えた場合、前者はやっぱりサーカス事業(エンターテインメント事業)の一種ですし、後者は床屋事業の一種です。

 

私はブルーオーシャン戦略のキモは、事業のメリハリだと考えています。同戦略では、次の方策を勧めています。

 

●業界では当たり前とされるどの要素を「取り除く」べきか?

●どの要素を業界標準以下へと「減らす」べきか?

●どの要素を業界標準より「増やす」べきか?

●業界でこれまで提供されていないどの要素を「付け加える」べきか?

 

そして、そのメリハリをつけるために、戦略キャンパス(価値曲線)というものを描きます。下の図は、QBハウスの例です。


ブルーオーシャン

<検討手順>

  価値要素を列挙する

  自社と競合企業の現状水準を描く

  補足的に競合・市場分析を実施する

  自社のあるべき価値曲線を描く

 

【参考】

『ブルー・オーシャン戦略』W・チャン・キム ()、レネ・モボルニュ ランダムハウス講談社

 







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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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