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起業家の条件②

スモールビジネスのコンサルタントであるマイケル・E・ガーバーは、次のように語っています。

 

「あなたの人生の目的は、事業という生き物に奉仕することではない。反対に、事業という生き物は、あなたの人生に奉仕するはずである。つまり、自分のためにお金を生み出してくれたり、人生の目標のために役立ってくれたりするような事業をつくらなければならない」『はじめの一歩を踏み出そう』マイケル・E. ガーバー著 世界文化社

 

しかしながら、往々にして人生を事業に奉仕してしまう、つまり事業を続けるために人生を捧げてしまうことが多く見られます。稼がないと食べていけないというわけです。それなら、起業などせずどこかに就職すればよいのでは?と思ってしまうことがあります。

 

そうならないためにも、起業する人は、あらかじめ起業家と職人の違いを明確にする必要があります。

 

・起業家は「事業が成功するためにはどうすればよいか?」を考え、職人は「何の仕事をするべきか?」を考える。

・起業家にとって、会社とは顧客に価値を提供する場所である。その結果、利益がもたらされる。職人にとって、会社とは自己満足のために好きな仕事をする場所である。その結果として、収入がもたらされる。

・起業家は、最初に会社の将来像を確立した上で、それに近づくために、現状を変えようとする。一方で職人は、不確実な将来に不安を抱きながらも、現状が維持されることをただ願うばかりである。

・起業家は、まず事業の全体像を考えてから、それを構成する部品を考える。しかし、職人は、事業を構成する部品を考えることから始まり、最後に全体像が作られる。

・起業家は全体を見渡すような視点をもっているが、職人の視点は細部にこだわりがちである。

・起業家は自分の描く将来像から逆算して現在の姿を決めるが、職人は現在の自分を基準に将来の自分の姿を決めてしまう。

 

優れた事業をつくり、成長させるためには、起業家の視点が必要であり、それが職人の視点とは正反対なのです。

 

【参考】

『はじめの一歩を踏み出そう』マイケル・E. ガーバー著 世界文化社

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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