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ベイズ確率①

コイントスで裏と表が出る確率は、裏と表が物理的に何も変わらなければ2分の1ずつです。5回連続で表が出ると、そろそろ裏が出るだろうと思うかもしれません。それでも、6回目に裏(あるいは表)が出る確率は2分の1で変わりません。

 

1回目で表が出ても2回目で裏が出る確率は2分の1だと普通は考えるでしょう。2回連続して表が出ても同様かもしれません。しかしながら、5回も連続で表が出ると、人は「何か怪しい。投げ方に癖があるのでは?」と考え、純粋に裏が出る確率は2分の1と分かっていてもそれより高い確率を予想するものです。

 

あながちそのように考えることは間違っていません。これを扱ったものにベイス確率があります。

 

 

ベイズ確率とは、実際の出来事や観察結果に従い、その確率(確率に関する見込み)がどんどん変化することを扱った確率の考え方です。本来、確率は客観的なものですが、主観的な確率を扱っている点が特徴です。

 

たとえば、新規事業を始める前では、主観的な成功確率が50%であったのが、初めて見ると事後的に情報が追加され、成功確率が75%(あるいは25%)に変わるということがありますが、これもベイズ確率の考え方によったものです。

 

このようにベイズ確率は、ある事象が起こるという条件のもとで、別のある事象が起こる確率(条件付き確率)を求めます。

 

通常、ビジネスでは追加情報が入ったほうが成功確率は高まるでしょう。そこで、リアルオプションという考え方でビジネスの評価を行います。

 

例えば、新製品をいきなり大々的に市場導入するよりも、テストマーケティングの結果次第で本格的に展開するか止めるかを決めることができる場合とでは、後者の方がビジネスの価値が上がります。

 

よって、不確実性のある将来において、プロジェクトの柔軟性を確保し、価値を高めることができます。リアルオプションはベイズ確率の考え方を簡易的に応用したものといえます。

 

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
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